市政と市議会

2018年8月 5日 (日)

鳥取の宇倍部神社と伊福部昭

 姉妹都市交流の最後の視察は、「因幡の国一の宮 宇倍神社」を訪問させていただき、宮司の金田さんからお話をお聞きしました。宇倍神社に祭られている武内宿禰は数代の天皇に仕え、はじめて大臣の称号を贈られた人物です。350歳で没したということですから、神話の要素も多いのかと思いますが、死後にお金の神様としてまつられ、明治政府が発行した1円札、5円札などに神社と武内大臣が描かれています。Img_20180803_172259_2

 さてこの神社、大変歴史のある神社で「伊福部家」の方が長く神主を務めてきました。伊福部家というのは、古代から続く豪族で、家系図は奈良時代までさかのぼることができるそうです。この伊福部氏、明治になると神主をやめて神奈川県へ。さらに北海道へ「屯田兵」として入植します。この伊福部氏の三男が釧路生まれの伊福部昭氏です。あの「ゴジラ」のテーマ曲を作曲した音楽家です。伊福部昭氏は東京で音楽活動に従事するのですが、生涯、本籍地は鳥取市に置き続けていたこと。昭氏のお墓も宇倍神社のすぐ近くにあるそうです。

 鳥取市と釧路市の姉妹都市の縁は、鳥取士族の入植に始まるわけですが、今回の視察の中でも鳥取士族の釧路への出航した記念碑を見せていただきました。あわせて、伊福部昭氏にをはさんで鳥取市釧路市の間にも、そんなお話があったことは正直知りませんでした。伊福部昭氏の長女・玲子さんは陶芸家です。宇倍神社にその焼き物が展示されていましたので写真をパチリ。

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姉妹都市交流二日目 紙すき体験と鳥取砂丘

Img_20180803_173821_2 8月1日。姉妹交流の二日目でした。鳥取の気温はこの日も35度も大きく超えました。聞くところによると、釧根地方も釧路市を除くとほとんどが30度台とのこと。北海道も熱波に襲われたようです。

 午前中は鳥取市街地からは30数キロ離れているのでしょうか、鳥取市(旧)青谷町の「あおや和紙工房」を見学、紙すきの体験をさせていただきました。音別でも「ふき紙つくり」を熱心に取り組んでいます。学習体験施設「こころみ」などで紙すきの体験などもしていますが、今回の「あおや和紙工房」は非常に参考にできる施設と感じました。鳥取市と合併する前に(旧)青谷町が施設を整備して、合併後の今日に引き継がれています。「こころみ」の体験もいいのですが、正直、音別の町からも相当離れています。せめて、音別の街中にこうした施設があればとも思いました。

 さて、午後は鳥取砂丘の視察です。まず「砂の美術館」。Img_20180803_172415_2
鳥取砂丘の砂をつかって「砂の像」をつくり展示しています。原料は砂と水のみ、だから長持ちはしません。それで毎年、展示する砂の像をつくり変えています。今回のテーマは「砂で世界旅行・北欧編」。ムンクの「叫び」、ダイナマイトをつくったノーベル、北欧の民話などをテーマに多くの砂像に目を奪われました。現在では、こうしたミュージアムは世界でただ一つ。本当に素晴らしいの一言です。

 そのあと、酷暑の中でしたが少しだけ鳥取砂丘を見せていただきました。

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鳥取市姉妹都市交流、一日目。表敬訪問と「わらべ館」

Img_20180802_232402 7月31日から8月2日までの予定で鳥取市の姉妹都市交流にImg_20180803_174400


参加しました。7月31日は、議長・副議長と市長への表敬訪問から始まりました。

 この日、鳥取市は38度を超え、この日の全国で一番高い気温を記録したとのこと、さすがにすごい暑さです。梨農家という副議長さんのお宅でできた早生の梨をいただきながら、和やかに懇談できました。

 市庁舎の前には、ウサギ(因幡の白兎でしょうか?)をモチーフにしたピンクの郵便ポスト。とてもユーモラスで、郵便ポストは赤以外も可能なんだと、なんだか納得したような・・・・。

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 このあとは、「わらべ館」視察。ここは一階が童謡や唱歌のミュージアム(鳥取県が設置)、二階・三階は、おもちゃの博物館(鳥取市が設置)の複合施設です。外観の一部は旧鳥取図書館を模して建造したとのこと。ずいぶん懐かしい学校風景や駄菓子屋の展示もあって、有意義な視察でした。

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2018年7月27日 (金)

海兵隊移転訓練の武器、車両などが釧路西港に陸揚げ

Photo 矢臼別演習場で行われる沖縄の海兵隊の移
転訓練。今年は8月初旬に行われますが、訓練で使う武器、車両などの資材が釧路西港にPhoto_2陸揚げされました。25日には、釧路空港に海兵隊員が150人降り立ったのに続いて、今回は西港です。これまで武器の搬入は根室の花咲港を使っていましたが、今後は釧路西港にシフトすることを考えているのではないでしょうか。

 私も10時30分から一時間余り、監視・抗議行動に参加してきました。聞くところによると、入港予定は朝8時ということでしたが、そうとう早く入港したようです。私が行った時には、りゅう弾砲などの移送は終わっていて、運輸会社の車に乗せた資材やトラックの移動の途中でした。入港したのは第一ふ頭ですが、ふ頭周辺は立ち入り禁止。ものものしい感じがしました。先導者に誘導され車両が4、5台ずつ、一塊になって移動していきます。車両は全体で50台ほどでした。

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2018年7月22日 (日)

子どもの貧困について、浅井先生の講演会を開きました

Photo 今日、共産党市議団の主催で浅井春夫氏Photo_2
(立教大学名誉教授)の「子どもの貧困問題を考える学習講演会」を開催しました。浅井先生は、子どもの貧困問題のパイオニアです。

 浅井先生のお話で気になった点を「つれづれに」書きます。

●子どもの貧困の深刻さに本当に心が傷みます。歯科医のお話に、小学生で総入れ歯にせざるを得なかった子がいたこと。国民の所得全体が低減傾向にあることから所得の中央値も下がり、結局、所得の中央値の1/2以下という国民の貧困ラインも下がり、それが貧困率を押し下げています。決して収入が増えて貧困家庭が減っているわけではありませせん。貧困の最悪の形は、子殺し・親子心中、絶対にあってはなりません。

●子育て世帯に対する公的給付が異常なほど少なすぎます。浅井先生のお金が貧困問題の全てを解決するわけではないが、かなりの分の問題を解決できることも事実と言う指摘は本当に重いと思います。日本の家庭の収入の9割は労働に由来する収入、ここが不安定雇用やリストラでどんどん減っています。公的給付は2.5%しかありません。半数が貧困ライン以下の母子家庭ですら、公的給付は15.7%です。お金がないということは、子どもから希望を奪うことになります。

●人生の始まり(乳幼児期)での支援が政策的には大変有効です。しかし、日本はこの時期の責任は全て親が負うものという考えが蔓延しています。結果として、子ども期、人生全体の前向きの発展を阻害することにもなっているのではないでしょうか。子育て支援策についても時には、母親の責任に収れんしてしまいかねない施策があることも事実です。

●子ども食堂は非常に大切ですが、これでは解決にはなりません。なによりも、毎日食事が提供されるわけではないから。アメリカやイギリスでは、登録制ですが学校で毎朝朝食を提供しています。「早寝、早起き、朝ご飯」はとてもよいスローガンですが、そうできない家庭をどうするのか。家庭の自助努力では解決しません。

●学習支援を通して、「この地域の大人は自分を見捨てていない」という大人への信頼感、自分にも価値があるという自己肯定感が増していることは大きな希望です。

●貧困調査が大事です。戦争こそ超貧困者会を生みだします。決して戦争を起こしてはなりません。憲法順守の義務を負っている内閣そのものが、改憲の旗振りをしている異常さがあります。

●子どもの貧困対策では、その仕事を直接担う専門部局を創設すること、きちんと目標数値を定めることがカナメです。総バナではうまくいきません。ポイントを定めて集中して取り組むようにすべきです。

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2018年7月10日 (火)

賦課金裁判、札幌高裁実質審理が終了

090511_13330001  昭和中央土地区画整理組合の賦課金と差し押さえの無効を求めた裁判の控訴審が今日、札幌高裁で始まりました。さすがに釧路地裁のようにはいきませんが、今日も10名を超える傍聴者がかけつけました。札幌に住む原告の方とも久方ぶりにお会いすることがて゜きました。

 高裁の審理はほとんど書面の交換だけです。原告側の大輪手続きの方で書面が間に合わなかった方が一人いて、その関係で8月にもう一回だけ公判が開かれますが、実質的な審理は今回の1回で終結すること、判決が9月25日に言い渡すことが決まりました。

 審理そのものは予想以上のスピードで進むようです。組合側が求めていた新たな証人調べは行われないことになりました。

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2018年6月27日 (水)

来年3月末に尺別駅、直別駅を廃止?

Photo_2 Photo_3 今後、大きな問題しなければならないことに、来年3月末でJR直別駅と尺別駅を廃止するというJRの提案です。総務文教常任委員会に報告がありました。
 質問すると、昨年には口頭でJRの廃止の意向が伝えられ、今年5月17日に正式で文書で通知があったようです。現状では市は廃止について、一定の理解をしているということのようです。
Photo_4 尺別駅は、あの映画「ハナミズキ」の重要な舞台です。新垣結衣の演じる紗枝の家が、いまも観光スポットとして残されています。直別駅も、改築して間がありません。乗降客が減ったからなくしてもしかたないでは、際限なくJRの縮小を招くだけです。突き詰めれば、花咲線も釧網線も赤字だからしかたない・・・みたいなことになりませんか。
 実は国鉄時代から、いつも赤字なので、「この線路を廃止します。この駅を廃止します。」と対応してきました。でも危機が去ったことは一度もありません。限りなく、縮小再生産になっただけです。国民の足を守る、資金の面では国がきちんと保障する。この2点がなければだめ!!これが私の結論です。

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市立病院の設計の問題で市長を追及しました

 今議会の一番の焦点は市立病院問題。設計が完了せず、設計業者との契約を破棄、違約金を求める裁判が始まります。そのため、新棟の工事は少なくとも三年以上遅れることになりました。共産党議員団は、一般質問で私と松永さんが、委員会審議では梅津さんと工藤さんが、それぞれ役割分担をしつつ、質問しました。
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 私の質問の第一は、市と設計業の「言い分が違う」問題について、核心はどこにあるのか、その追及です。
 工事費が予定金額を大きく超えていると市が言えば、業者は積算単価は市の指示通りと反論しています。
  共産党の調査で、市は積算の基準となる「調整率」について、納期限の前日に2種類の調整率で積算するよう求めました。市は首尾一貫、北海道の実勢をふまえた調整率で積算するよう求めてきたと言いますが、ではなぜ前日に、2種類の積算をしろと指示したのか、矛盾しています。
 私は物的証拠があるならそれを示すべきと迫り、市は契約当初に文書で取り交わした約束があると答えました。物的証拠があるなら、白黒ははっきりします。なら、実際に開示するよう求めましたが、いまだに公開していません。公開すれば決着するはずなのに、なぜ公開を渋っているのでしょう。
 同様に期限の問題も質問しました。
 質問を通して「たまげてしまったのは」、こうした大問題になっていても、市長に報告されたのは期限が過ぎた4月半ばになってからとういうことです。市長は事業費、納期限が大きな問題となっていた時に、それすら報告されず、報告を求めず過ごしていたということになります。およそ、まともに市長の職務を執行していたとは言えません。「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)は仕事の進め方基本。それが市役所にはないということ?
 にわかには信じられません。
 基本設計の1億円余りは、事業者に損害賠償を求めません。もちろん、市役所の中でも誰も責任を負いません。市民の1億円がムダになったことは誰の責任で、誰がどう補てんするのか、補てんできないとしたどうするのか。このことに対して、「基本設計は完成品として受領したので事業者に責任はない」「でもこの基本設計は使えない」と言うだけ。つまり市民には1億円はあきらめてということ?  市民は到底納得できません。

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就学援助の入学準備金の前倒し支給が大きく前進しました

 6月議会が終わりましたので、何回かに分けて報告します。
 毎議会のように私が議会で取り上げてきたのが就学援助制度です。経済的に厳しい家庭に給食費、学用品代などを支給するもので、小中学校の入学時には入学準備金が出ます。しかし、支給は早くて四月、制服やランドセルの購入には使えません。入学『準備』に使えなPhoto


い入学準備金。どう考えてもおかしな話です。しかも、入学前に支給したからと言って、全体で予算額が増えるわけではありません。役所の業務のスケジュールを早くすれば対応できます。

 全国で共産党議員の奮闘で支給を入学前に早める自治体が相次ぎ、いまや道内の市で入学後の支給にこだわっているのは、釧路市、夕張市、北斗市など四市だけになりました。いくらなんでもこれはひどい。全道の市の大半が入学前に支給するのだから、釧路市も決断すべきと求めたのは今年の予算議会でした。

 この問題で最初から議会で前倒しを求めていたのは私だけでしたが、質問が終わった後に、他の議員からも「この問題だけは村上議員の言うとおり」とか「この際、超党派で市に言いに行きませんか」などと言ってくれるようになり、ついには議会全体が前倒し支給を求め始める雰囲気でした。予算議会では見通しをつけることはできなかったけれど、この流れは止まらないなと強く確信しました。
 さて、それから3か月しかたっていない6月議会。岡田議員の質問に答え、市は「31年度の中学校の入学生から入学前支給を検討したい」と答弁しました。実施する自治体が広がったことで、課題としていたことが解決可能であることが確認できたこと。道教委からも直接前倒しするよう働きかけがあったため、というのが理由です。
 なにはともあれ、大きな前進に大喜びです。小学校入学について対象としていないこと、支給時期が3月ということだが、実際にいつになるか(釧路市の場合、小学校の卒業式で中学校の制服を着るのが習慣・伝統になっています。これに間に合うと本当に喜ばれます)などについては、私も委員会で指摘・質問しました。
 もちろん、決定ではありませんが・・・・引き続き、がんばります。

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2018年5月29日 (火)

市立病院の設計問題で緊急に共産党議員団が申し入れ

Cimg2987 市立病院の新棟の設計業務が、提出期限までに出来上がらず、病院の建設が3年程度遅れることになりました。市と設計事務所の主張は真っ向から対立、市は責任は事業にあると言い、設計事務所は設計はできなかったのではなく、市が受け取らなかったから、繰り返し設計変更を求められたために、予定額を超える事業費となってしまったと言っています。まだ、真の原因と責任はわかりません。

 そこで共産党議員団として、緊急に蝦名市長に対して

①事業者との交渉経過について、全ての内容を明らかにすること。
②いったん計画については白紙に戻して、規模、機能、建設場所も含めて、幅広い市民意見を生かして、計画を見直すこと。
③市長としての政治責任をはっきりさせること。

Hsp_001の3点を申し入れました。

 文書を手渡した後に松永議員、梅津議員、私から厳しい注文を付けましたが、市長はいっさい答えず、申し入れを受けて早々に終わりました。ちなみに私は、この問題について、市長がどういうリーダーシップを発揮していたのか見えない。事業者と緊迫したやり取りをしていたときに、市長はその事実を知っていたのか。知っていたなら、どういう指示を出したのか。きちんと議会で論戦させていただきたい。こんなお話をしました。

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