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2018年6月

2018年6月27日 (水)

来年3月末に尺別駅、直別駅を廃止?

Photo_2 Photo_3 今後、大きな問題しなければならないことに、来年3月末でJR直別駅と尺別駅を廃止するというJRの提案です。総務文教常任委員会に報告がありました。
 質問すると、昨年には口頭でJRの廃止の意向が伝えられ、今年5月17日に正式で文書で通知があったようです。現状では市は廃止について、一定の理解をしているということのようです。
Photo_4 尺別駅は、あの映画「ハナミズキ」の重要な舞台です。新垣結衣の演じる紗枝の家が、いまも観光スポットとして残されています。直別駅も、改築して間がありません。乗降客が減ったからなくしてもしかたないでは、際限なくJRの縮小を招くだけです。突き詰めれば、花咲線も釧網線も赤字だからしかたない・・・みたいなことになりませんか。
 実は国鉄時代から、いつも赤字なので、「この線路を廃止します。この駅を廃止します。」と対応してきました。でも危機が去ったことは一度もありません。限りなく、縮小再生産になっただけです。国民の足を守る、資金の面では国がきちんと保障する。この2点がなければだめ!!これが私の結論です。

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市立病院の設計の問題で市長を追及しました

 今議会の一番の焦点は市立病院問題。設計が完了せず、設計業者との契約を破棄、違約金を求める裁判が始まります。そのため、新棟の工事は少なくとも三年以上遅れることになりました。共産党議員団は、一般質問で私と松永さんが、委員会審議では梅津さんと工藤さんが、それぞれ役割分担をしつつ、質問しました。
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 私の質問の第一は、市と設計業の「言い分が違う」問題について、核心はどこにあるのか、その追及です。
 工事費が予定金額を大きく超えていると市が言えば、業者は積算単価は市の指示通りと反論しています。
  共産党の調査で、市は積算の基準となる「調整率」について、納期限の前日に2種類の調整率で積算するよう求めました。市は首尾一貫、北海道の実勢をふまえた調整率で積算するよう求めてきたと言いますが、ではなぜ前日に、2種類の積算をしろと指示したのか、矛盾しています。
 私は物的証拠があるならそれを示すべきと迫り、市は契約当初に文書で取り交わした約束があると答えました。物的証拠があるなら、白黒ははっきりします。なら、実際に開示するよう求めましたが、いまだに公開していません。公開すれば決着するはずなのに、なぜ公開を渋っているのでしょう。
 同様に期限の問題も質問しました。
 質問を通して「たまげてしまったのは」、こうした大問題になっていても、市長に報告されたのは期限が過ぎた4月半ばになってからとういうことです。市長は事業費、納期限が大きな問題となっていた時に、それすら報告されず、報告を求めず過ごしていたということになります。およそ、まともに市長の職務を執行していたとは言えません。「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)は仕事の進め方基本。それが市役所にはないということ?
 にわかには信じられません。
 基本設計の1億円余りは、事業者に損害賠償を求めません。もちろん、市役所の中でも誰も責任を負いません。市民の1億円がムダになったことは誰の責任で、誰がどう補てんするのか、補てんできないとしたどうするのか。このことに対して、「基本設計は完成品として受領したので事業者に責任はない」「でもこの基本設計は使えない」と言うだけ。つまり市民には1億円はあきらめてということ?  市民は到底納得できません。

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就学援助の入学準備金の前倒し支給が大きく前進しました

 6月議会が終わりましたので、何回かに分けて報告します。
 毎議会のように私が議会で取り上げてきたのが就学援助制度です。経済的に厳しい家庭に給食費、学用品代などを支給するもので、小中学校の入学時には入学準備金が出ます。しかし、支給は早くて四月、制服やランドセルの購入には使えません。入学『準備』に使えなPhoto


い入学準備金。どう考えてもおかしな話です。しかも、入学前に支給したからと言って、全体で予算額が増えるわけではありません。役所の業務のスケジュールを早くすれば対応できます。

 全国で共産党議員の奮闘で支給を入学前に早める自治体が相次ぎ、いまや道内の市で入学後の支給にこだわっているのは、釧路市、夕張市、北斗市など四市だけになりました。いくらなんでもこれはひどい。全道の市の大半が入学前に支給するのだから、釧路市も決断すべきと求めたのは今年の予算議会でした。

 この問題で最初から議会で前倒しを求めていたのは私だけでしたが、質問が終わった後に、他の議員からも「この問題だけは村上議員の言うとおり」とか「この際、超党派で市に言いに行きませんか」などと言ってくれるようになり、ついには議会全体が前倒し支給を求め始める雰囲気でした。予算議会では見通しをつけることはできなかったけれど、この流れは止まらないなと強く確信しました。
 さて、それから3か月しかたっていない6月議会。岡田議員の質問に答え、市は「31年度の中学校の入学生から入学前支給を検討したい」と答弁しました。実施する自治体が広がったことで、課題としていたことが解決可能であることが確認できたこと。道教委からも直接前倒しするよう働きかけがあったため、というのが理由です。
 なにはともあれ、大きな前進に大喜びです。小学校入学について対象としていないこと、支給時期が3月ということだが、実際にいつになるか(釧路市の場合、小学校の卒業式で中学校の制服を着るのが習慣・伝統になっています。これに間に合うと本当に喜ばれます)などについては、私も委員会で指摘・質問しました。
 もちろん、決定ではありませんが・・・・引き続き、がんばります。

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