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2017年11月 6日 (月)

会派視察1日目 千葉市での保育士確保策など

 今日から二泊三日で、共産党会派の視察です。初日は千葉市に伺いました。
 
1509964270585 まず、公立保育園が、認定こども園に転換した「千葉市幸認定こども園」を見学させていただきました。民間幼稚園が認定こども園に転換する例は釧路でも、全国にもたくさんありますが、公立保育園が転換した例はあまりないのではないでしょうか。
 これまでと同じように、7時から19時まで子どもを預かっているほかに、午後2時までの短時間の保育も一緒に行っています。認定こども園になっても、基本的な保育の事業は変わりないそうですが、クラス編成を縦割りから年齢別クラスに変更したこと、短時間の保育は当初はフルタイムで保育園に預けていたが、親が離職したが保育園を変わりたくないので、短時間の保育を選択したケースや、障がい児の療育などのために短時間だけ預けているなどのケースのようで、全体の定数が110人に対して、短時間の保育は3.4.5歳児でそれぞれ2名程度とのことでした。
 さて、場所を市役所に移し、担当課より保育士の確保策について伺いました。
 千葉市は、政令指定市の中では待機児童は多くはないのですが、いま48名の待機者がいます。多くが1歳児です。待機児童をなくすために、保育の受け皿を拡大するために、「緊急アクションプラン」をつくり、保育士の確保策に取り組んでいます。子どもの絶対数が増えているわけではありませんが、保育園へのニーズ(入所希望者)が一年間で876人増えたこと、その一方で様々な事情から保育士の離職もあり、保育士不足で保育所を増やせないでいることを、短期間に解決しようと意欲的な取り組みをしています。
 まず保育士の確保策ですが、国の制度を利用しながら

①新たに保育園に就職する保育士に40万円を貸し付け。
②未就学児がいて保育園に就職できない保育士のために、自分の子を保育園に預けた場合には、保育料の半額を貸し付け。
③保育士になるために保育士の養成学校に入学した場合は、入学時に30万円、毎月5万円、就職時に30万円を貸し付け。
こうした制度を始めました。貸付ですが、①と②は千葉市内の保育園で常勤で2年間、③は5年間働ければ、返済が免除になります。実質的には給付に近いものです。
④保育士の確保策として保育園が民間住宅を借り上げた(社宅にするようなこと)場合には、家賃の補助を行う。この援助を受けて、保育園は保育士に無料、あるいは低額で社宅を提供できる。
⑤保育士の給与について、県の補助に市が上乗せして、月額で3万円の給与を増額。
などをしています。こうしたことも力になって、来年度50園ほどの保育園を新規にオープンさせたいとのことでず。(新規の保育園は株式会社の運営が多いようです。)
 株式会社の参入が増えていることや、公立園については民営化を進めているなどの点はあるのですが、新たな保育士・保育学生への直接支援を力に、保育士を増やそうとの施策は大変参考になります。保育の離職の一因は、労働に賃金が見あっていないことにあると言います。これらの支援で、保育士の経済的負担を軽減し、待遇を改善、賃金を引上げを行う。そこを自治体として支えるという形になっています。
 また保育士の質の向上のために、勤続5年目の保育士の4日間の無料の研修(保育士養成機関でもある短大などで実施)をしたり、公立保育園の園長経験者が民間保育園の含めて巡回して、現場で保育士の指導をするなどの取り組みもしています。

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