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2013年5月14日 (火)

ぼくは母親を殺せと命令された

01c_0014 「ぼくは母親を殺せと命令された」

こんな書き出しで始まるのが合同出版が発行した『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』(小川真吾著)という本です。アフリカの子ども兵士を取り扱った本です。現瞬間にも多くの国で戦争があります。でも、そうした戦争のなかでも、少年兵の問題は、本当に胸がえぐられるような現実です。

 国連の平和維持活動に対峙する対す反政府軍、その政府軍がこちらに銃を向けている。自分の命を守るために、反政府軍に発砲しなければならない。でもどうしても引き金が引けない。その兵士は8歳、故国に残してきた自分の息子と変わらない年齢だ

 民兵に拉致され、性的虐待、性奴隷とされ、そのなかで出産した少女の話。戦争の残酷さは枚挙にいとまはありませんが、わけてもこうした少年少女の話は・・・本当に言葉を失います。そうした元少年兵、少女兵?へ社会復帰の支援をされている方の著作です。

 私は、これまでどうしてアフリカの内戦では、こんなにも少年兵が狩り出されるのだろうか。拉致・連行する兵士も人の親ではないのか・・・そんな思いを持っていました。しかし、この本を読んで、少し理解できたような気がします。アフリカの共同社会がどういう過程で崩壊させられてきたのか、いかに民族を分断、憎悪をかき立ててきたのか・・・そこには黒人奴隷や資源を強奪し続けてきた先進国の狡猾な支配の歴史と構造があります。

 では、資源強奪の片棒、あるいはその強奪の恩恵にあずかってきた私たちは何ができるのか・・・・日本という国が、そうした先進国に属しながら、現実には一度もアフリカを武力で攻撃したことがないことで、欧米とはちがった日本への信頼があること、だからこそ日本での取り組みが大切と・・・著者は語っています。ぜひ、一読してみてください。

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