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2012年2月27日 (月)

TPP、なぜ日本はアメリカの呪縛から離れられないのか

P2271869 TPPの大罪~あなたの生活が根本から変わってしまう~(講師 鈴木宣弘東京大学大学院教授)という講演会に参加してきました。

 鈴木先生のお話のなかで、「アメリカは競争力があるから(農産物の)輸出国となっているのではなく、手厚い農業保護のおかげで輸出国になっている」という話がありました。コメで言えば、タイやベトナムと比べるとアメリカの生産費は格段に高く、常識的にはコメについては、アメリカは輸入国になっても不思議がないこと。しかし、政府によってコメの再生産が可能な金額との差額が所得補てんされていること。このことがあって輸出攻勢に見合う生産量が確保され、世界第4位の輸出国になっているのだそうです。この仕組みは、小麦にも、トウモロコシにも大豆、綿花にもあります。いまは、日本のコメはアメリカの輸出攻勢からは高関税で免れてはいるのですが・・・

 しかし、日本がTPPに入ったらどうなるでしょう。関税は撤廃です。輸出する側のアメリカは、下駄を履かせるような保護策をやめるわけではありません。なんとも不公平な話ではありませんか。

 なぜ、こうした理不尽な話であっても、アメリカに日本はつき従うのか。
  ここに今の政治の根本の「ゆがみ」があります。鈴木先生は会場の質問に答えて、

「安保条約で、日本は何かあったらアメリカに守ってもらわなければならないから、こういうときはしかたないという考えが根底にあるのではないか。しかし、万が一のときに本当にアメリカが日本を守るというのは幻想だ。アメリカが日本に駐留しているのはアメリカの利益のためだ。ここをきちんとわけて考えないとならない。大変、難しい問題だが、TPPのおおもとに安保の問題があることは間違いない」

という話をされています。

 結局、国会議員も農村地帯の地元に戻ると、おいそれとは、TPP賛成とは言えません。しかし、最後の最後まで、国会でTPP反対を貫くかどうか、ここに多くの人の厳しい視線があります。・・・・あの議員は結局、賛成しちゃうんじゃないのという風に思われている議員は、少なくないのではないでしょうか。最後はアメリカの理不尽な要求に屈するのではないか、「私は反対なんだけれど、党が賛成してしまった」と『逃げの一手』を打つのではないか・・・・これは地元の民主党の議員だけではなく、自民党の議員にも向けられているのではないでしょうか。ぜひ、最後まで反対を通してもらいたいと思うのですが・・・

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