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2011年9月19日 (月)

泊原発は大丈夫か?

Photo  原発の学習会に参加してきました。

 福島原発の事故があって、泊原発が大丈夫なのか、多くの人が心配しています。

①泊原発には2回線以上の外部電力の送電線が配置されています。

②非常用電源として、ディーゼル発電機が2基、蓄電器が2組配備されています。

だから、電源が失われても泊は大丈夫ということのようですが、よく検証する必要があります。

 まず、ディーゼル発電機ですが、停電になって10秒もPhoto_2 しないうちに、冷却に必要な電気の発電ができるということでImg_1す。これはこれで安心なことなのですが、・・・・では福島のように外部電力だけでなくて、ディーゼル発電機も動かなくなったらどうでしょう。

 そのときには蓄電池の出番です。蓄電器からの電源で、制御・監視システムを動かし、補助ポンプから給水を行います。蓄電池の容量で30分間の炉心の冷却ができると言います。でも、30分経っても、ディーゼル発電機が復旧しなかったり、外部電力が復旧しなかったら引き続く冷却はできないことになってしまいます。冷却ができなければ、結果として炉心溶融へと向かわざるを得ません。

 では、地震等でパイプが破断した場合を検証しましょう。冷却水が供給されなくなると、非常用炉心冷却装置ECCSが稼動します。ここから、高圧の水が炉心に注入されることになっています。
 つまり、冷却水が供給されなくなると、38秒後、格納容器の水位が燃料棒の下端まで低下し、燃料棒は全露出します。ここにECCSの高圧水が注入されるわけですが・・

 さて、このときは外部電力が失われても、非常用ディーゼル発電機があれば、ECCSの稼動には問題ありませImg_2ん。しかし、ECCSに冷却水を供給するシステムはどうでしょ う。ECCS用に確保されている水は、ほんのわずかです。この水がなくなると、ECCSによって注水された水を原子炉の底部で受けて、それをポンプアップしてまた冷却に回すとなっています。
 でも配管が破断するケースです。原子炉底部から、ECCSまで水を供給するシステムとパイプは壊れていないという保障はあるのでしょうか。

 燃料棒が水面より出てしまえば、一気に炉心の温度は上がります。1200℃を超えると被覆管が水と反応、水素を発生します。2800℃を超えると燃料棒が溶け出します。なお、原子炉格納容器自体は1500℃を超えると溶け始めますので、燃料棒が破損すると、原子炉から外へ放射性物質は流出するということになります。

 さて、さっきのECCSに戻りましょう。水の供給が途絶えると、炉心温度は急騰します。燃料棒が破損する。そうすると仮に、再度水の供給が出来たとしても、燃料棒同士がくつつきあって、十分な冷却効果は得られません。それで、原子炉の暴走を止められるでしょうか。

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