こぷし座の阿寒公演
民族歌舞団「こぶし座」が、公演で釧路市内を回っています。阿寒のほかにも、大楽毛やコアかがやきなどで公演を行いますが、私は今日の阿寒公民館での公演を見てきました。 いつもどおりの迫力ある舞台でしたが、時節柄、今回の沖縄民謡はずいぶん考えさせられました。「四つ竹」という竹の楽器を手に舞う姿の優雅さ、あるいはエイサーの太鼓や働く若者の踊りなどももちろんすばらしかったのですが、「さんしん」の話が耳に残りました。
沖縄の「さんしん」は日本で言えば三味線ですが、ご存知のように皮は蛇の皮でできています。しかし、太平洋戦争のあと、さんしんもつくれず、米軍が捨てた「空き缶」でかんからさんしんをつくって演奏していたとのこと、そうした歌や踊りやさんしんが、米軍占領下でも生きる希望だったこと。いまの沖縄はどうなのでしょう。普天間にゆれて、総理の言葉にだまされて。沖縄の闘いはまだまだ続きます。
こぶし座のみなさんは、毎年のように矢臼別の平和盆踊りに参加して、大会を支えています。庶民の文化は、平和であってこそ・・・その思いが息づいているのだと思います。
それにしても、公演を準備した実行委員のみなさんは、本当にお疲れ様でした。会場もいっぱいになって、本当に良かったですね。
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