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2010年1月 4日 (月)

党旗びらき

 共産党中央委員会の党旗びらきが行われ、今年の党活動がスタートしました。全国でインターネット・CS放送などで視聴できまました。

 私が感じたエッセンスを少し紹介します。

①日米軍事同盟の呪縛をとく年に
 今年は安保改定50年の年です。本当に安保条約が日本の平和・安全に役立っているのか、国民的討論の年に・・・と呼びかけられました。
 普天間の問題で、小沢幹事長は下地島を有力な候補地にあげました。しかし、これは「県内たらい回し」そのものです。そもそも、普天間にあって、「世界一危険な基地」と呼ばれているわけですから、全国どこに持っていっても危険は変わりません。
 日本が「海兵隊も日本の安全に役立っている」という立場に立つ限り、結局、日本は普天間の代替地をアメリカに提案せざるをえない立場に立たされることになります。そうではなくて、普天間に要らないものは日本中どこにも要らないとの立場で、撤去を正面から求めることです。
 そのことを通して、国民が安保の是非に踏み込んで国民的な議論が起きることを期待したいと思います。

②日本の真の経済戦略は何か
 民主党政権は自民党に「成長戦略がない」と批判されています。では、どうするのか・・・・゜自民党時代のように大企業さえ大きくなれば国民生活も楽になるみたいなやり方が通用しないのは、誰の目にも明らかです。

 今の経済危機は、金融危機と過剰生産恐慌が結合したものです。国民の総需要を1割以上上回る総供給が行われています。
 カギは、需要がここ10年で大きく縮小したこと、その原因は労働者の賃金水準の低下です。派遣労働などが全面解禁され、使い捨ての労働形態がばっこしています。一方、同じ期間に大企業の内部留保は2倍になりました。この溜め込まれた大企業のぼろ儲けを国民に還元させ、国民の購買力を回復することです。
 そのために、「まともな働くルール」をつくること・・・最低賃金の引き上げ、派遣労働法の抜本改正などが必要です。

 あわせて、構造改革の名で切り捨てられた社会保障制度を再構築することです。後期高齢者医療制度の即時廃止、障害者自立支援法の応益負担の廃止、病因の窓口負担の軽減・・・そうすれば、国民の将来負担を和らげて、消費を活性化できます。

 こうした課題に共産党が全力をつくすこと、党大会の成功、参議院選挙の勝利を第一歩に、2010年代を党躍進の年とすること。党旗びらきの委員長の挨拶の大要はこんなところでしょうか。
 この呼びかけに応えて、今年もがんばります。

 ちなみに今日の私は、地区委員会の日直当番、私自身にとっても仕事始めの日です。

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