成人式を前にして
釧路市の成人式は、成人の日の前日、こんどの日曜日です。旧釧路市、阿寒町、音別町の3箇所で開かれますが、例年、党市議団は釧路市の会場(国際交流センター)で宣伝をしています。今年の宣伝行動の参加者は少ないのですが、今日、その準備のチラシを印刷しました。
このチラシの版下は民青同盟中央委員会が作成したものです。このチラシとあわせて、大門みきしさん・はたやま和也さんのチラシを配布しながら、ハンドマイクで新成人に、共産党への支援をよびかける予定です。
さて・・・・自分の成人式はどうだったかな、そんな思いがふっと湧いてきました。
当時は弘前大学の2年生、学生自治会などの学生運動に没頭していたころでした。(ただし、授業にはしっかりでていました)
成人式は弘前城のところの市民会館だったように思います。成人式に参加する仲間同士で、君が代斉唱のときはどうする?立って歌わない、それとも立つことも拒否するかみたいな議論をしていたように思います。今考えると、ずいぶん青臭い議論にも思うのですが・・・成人式の会場には寮の友人と一緒に行きました。アルバムと印鑑入れを記念品としてもらったはずですが、印鑑入れはどこに行ったか、今では皆目見当がつきません。ただしアルバムは今も我が家にあって、若いころの写真が飾られています。
成人式のために人生初めてのスーツを買いました。このスーツで4年生の夏休み、就職活動・企業訪問をしました。いまは青田刈りどころは3年生でも内定を出すのだと聞きますが、当時は企業訪問は大学4年の夏休み以降と決まっていました。幸い、就職はあまり苦労をせず、旅行会社の内定を貰うことができました。共産党員で、学内でもそれなりに知れ渡っていた?ものですから、就職差別でもあったらどうしようと不安もありました。
成人式が終わって近所の手打ち蕎麦屋(弘前では有名な蕎麦屋で「かふく亭」と言ったと思います。まだ営業しているのでしょうか)、鳥わさで熱燗を飲んで、仕上げに冷たい蕎麦を食べたような気がします。日中からお酒を飲んだのは、人生でこれが初めてだったかもしれません。本当は成人にならなければ飲酒はダメなのでしょうが、大学生活で既にお酒ともタバコとも慣れ親しんでいました。その後、タバコはやめましたが、お酒とのつきあいは今も続いています。
成人式で一番に思ったこと。それは選挙権です。それまでは成人を迎えていなかったので選挙権がなく、なんとなく悔しい思いをしていたものでした。次からは選挙にいけるというだけでウキウキしていました。
以来選挙のたびに日本共産党に投票しているわけですが(その中には私自身が候補となった選挙も含まれていますが)、当選しないことのほうが多くなっています。なかなか、自分の信念どおりには政治はドラマチックには変わりません。それでも政権交代を画期に、確実な変化を実感できるようになってきました。
今回の成人式に参加される人たちの最初の投票は、7月の参議院選挙です。棄権などせず、しっかり自分の権利を行使してもらいたいものです。選挙権は国が国民にくれたものではありません。幾多の人民の闘いで実現した権利なのですから・・・自分が全幅の信頼をおける候補というのはなかなかいないものです。しかし、棄権をすれば、それは結局、為政者の手助けをすることにほかなりません。あまり国民が選挙に行ってほしくない、「寝ていてほしい」とあけすけに語った総理大臣もいました。少しでも支持できる人、あるいはこの人は絶対嫌だという人の対立候補でも良いので、ぜひ足を運んで一票を投じてほしいとほしいと思います。とりわけ最初の選挙での投票を大切にしてほしいものです。
もし、どうしても候補者みんなが嫌だというなら、自分が立候補する(もちろん、被選挙権の年齢制限もあのますが)こともできます。選挙は別に選ぶだけではありません。自分が選ばれることもできるのですから・・・
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