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2009年5月16日 (土)

介護保険の見直し・・・報酬引き上げと認定の見直し

 勤医協友の会鳥取支部の年次総会にお邪魔してきました。総会の中で、ケアマネジャーの方による、介護保険の見直しについての学習会がありました。

 今回の見直しは制度が出来て3回目、その中心は報酬引き上げと認定基準の見直しです。介護従事者の低賃金・過酷な労働条件を改善することはよいことですが、それを介護報酬3%引き上げで行うことで、新たな矛盾を広げています。

まず3%引き上げと言っても、報酬はこの間2回の引き下げがあったので、今回の引き上げで制度スタート時点に戻っただけで、とても労働者の賃金引き上げに使う余力が、介護事業者にはない。
報酬引き上げ、利用料の引き上げにつながっている。
限度額がすえおかれたため、限度額近くまで介護サービスを使っていた人が、報酬引き上げで限度額を突破し、10割負担する人が激増した。

 介護保険の認定見直しも大変です。

 「背もたれのない腰掛に10分間座っていられなければ、『座位保持』は出来ないとされていたのが1分座っていられれば、問題なしとされた」「お薬の飲む時間・飲む量が分からなければ、例えお薬を飲めても『服薬が出来ない』とされていたのが、とりあえず飲めれば問題無しとされた」
 ・・・・とくに大変なのは一人暮らしの人です。一人暮らしで体力が弱くなってくると掃除が出なくなったり、お料理ができなくなったりします。当然家族がいれば「家族介護」をしている状態ですから、以前は「家族介護有り』と評価されていました。それが、家族がいないから『実際には、家族介護は受けていないので、自立している』とされたのです。
 もちろん、ケアマネジャーが特記することはできるそうですが、全体として介護度が軽くなるよう訂正されました。介護度が軽くなれば、それだけ使えるサービスが減るということです。

 国は緩和措置として、状態が変わらないなら、たとえ新認定基準で介護度が軽くなっても、従前のサービスを変わらず使えるよう措置しました。しかしこれはあくまで、前から使っていた人だけ。同じ状態でも新規の人はサービス量が少なくなります。

 きちんとした国の責任をはたしてもらいたいものです。

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