« 虫歯が痛い | トップページ | 新型インフルエンザに市はどう対処すべきか »

2009年4月28日 (火)

明日、昭和中央土地区画整理組合が賦課金徴収を組合員に説明

 明日、午後1時から市民文化会館で、昭和中央区画整理組合が組合員に対して、3月に実施した総代会の決定を説明します。その中心は、坪5,900円の賦課金の徴収です。60坪の土地を持っていたとすれば、新たに35万円の負担をしなければなりません。調べたところ、賦課金徴収の対象となっているのは約1000人、もちろん金額の大小はありますが、大変な負担になります。

 徴収する賦課金の総額は6億6千万になるといいます。このうち、1億円は釧路市へ返済、2億円は北海道への返済に充てられます。返済期日は8月末ですので、組合はそれまでにまとまった金額を用意しなければならず、窮余の策として、賦課金導入が決定されたのだと考えます。

 しかし、ことは単純ではありません。
 区画整理事業を行うことで、大地主だった人は大変な資産増の効果を得ています。また、そのためにこそ、区画整理は行われているわけです。しかし、零細な地主は、率直に言って、区画整理によっても大した利益は得ていません。「街がよくなった」といいますが、6割近い減歩を受け入れているわけですから、十分すぎる負担はしたことになります。賦課金の徴収は一律に行わなければならないのだと思いますが、区画整理を主導してきた人たちと、一般の組合員を同列に論じることはできません。
 しかも、組合員のなかには、これまで組合からほとんど連絡もなかったのに、「いきなり賦課金で、説明会がある」という通知をもらって困惑している人たちがたくさんいます。また、すでに土地を売却しており、自分は関係ないと思っていたのに、賦課金だけ請求されることになったという人もいます。組合が約束した清算金の支払いを受けていないのに、一方的に賦課金を求められているという人もいます。
 少なくとも、明日の説明会では、理事者側から、賦課金徴収にいたった経緯とともに、理事会の責任についても十分な説明がされなければならないのではないでしょうか。

 理事会は、賦課金徴収の原因は、組合員が自分の保有地を値引き販売したために、保留地についても値くずれが起きているためと説明しているようです。しかし、別に組合員が悪意で割引販売をしているわけではありません。現在の経済事情から、値引きしなければ売れないからこそ、こうした金額に落ち着いているわけです。むしろ、組合がめどとしていた販売金額が、高すぎた、あるいは見通しが甘かったのが原因ではないでしょうか。   区画整理の場合、地価が右肩あがりのころは、予定価格通りに保留地の売却がすすんでいたところもありましたが、バブル以降は、予定価格では販売できず、値引きと大量の未売却地をかかえ、にっちもさっちもいかなくなっている組合もあちこちにあると聞きます。

 心配されるのは、賦課金を徴集するとしても、払えない人が出てこないか。払えない人は、市町村が強制的に徴収するとされています。あくまでも、よく組合員の理解を得てすすめるべきで、総代会が決めたからと言って、乱暴なやり方はすべきではありません。また、仮に集められたとしても、これ以上地価が下落するようなことがあれば、今回の計画そのものが破綻してしまうという「危うさ」もあるということです。この先の経済的な見通しは決して楽観できるものではありません。新たな計画が、再び実態と乖離するようなことはあってはなりません。その意味でも、今後の見通しについて、明日の説明会でどんな説明がされるのか、注目したいと思います。

|

« 虫歯が痛い | トップページ | 新型インフルエンザに市はどう対処すべきか »

市政と市議会」カテゴリの記事

コメント

尾道の平原でも、同様の事例があります。

私は、仮換地を購入し
組合員や、賦課金のことを
何も知らされずに、
生活していました。

入居後、
賦課金の請求書が届いて、
驚きました。

なんと、400万円!

裁判を起こして、
なんとか、売り主に
債権を移譲しようと
しています。

でも、裁判費用は
返ってきません。

どうすれば、
いいのでしょうか?

投稿: シマタニ | 2009年11月14日 (土) 10時21分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 明日、昭和中央土地区画整理組合が賦課金徴収を組合員に説明:

« 虫歯が痛い | トップページ | 新型インフルエンザに市はどう対処すべきか »