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2008年7月 4日 (金)

年金担保の貸付

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 いろいろな意味で、年金が狙い打ちにされている感のある昨今、こんな相談が舞い込んできました。

 80代前後のご夫婦です。奥さんは、ほとんどお勤めをしたことがなく、年金の加入期間(カラ期間を含めて)は25年に遠く及びません。ご主人は、それなりの年金をもらってはいました。しかし、早く退職したこともあり、個人で事業を始めました。なかなかうまくいかず、結局、年金が事業の運転資金に・・・なんとか回っている間は良かったのですが、結局、生活も事業もままなりません。

 ここに登場するのが国民金融公庫です。年金を担保に相当額の貸付を実施、年金証書は公庫が預かってしまいました。借りたお金でしばらくはなんとかなるわけですが、翌月から、年金は全額、公庫に抑えられた形で、一切支給されなくなります。(もちろん、それを承知で借りたのですが)事業もすでに傾きつつありましたので、たちどころに生活費が足りなくなります。そうすると、年金担保でさらに借金を上積み。サラ金のような高金利ではないようですが、完全に、この方の生活は破綻してしまいます。数百万の借金が残り、あと数年、年金支給はなし。事業もたたまざるをえず、文字通り、明日の食費にも事欠く有様です。

 それにしても、高齢の方の年金を担保に貸付をすれば、特別な資産でも保有していない限り、破綻は秒読みみたいなものです。私たちにできることは、今後の生活再建ぐらいしかありませんが、やり場のないむなしさにさいなまれてしまいます。

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