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2007年11月12日 (月)

本当に必要か?ガントリークレーン

 釧路西港は、釧路市にとって過大な公共投資。これ以上の拡張はするなというのが日本共産党の立場です。その西港を舞台に、いま持ち上がっているのが、外国貿易コンテナ用の新型クレーンの建設です。釧路西港には、ジブクレーンというコンテナ用クレーンが設置されていますが、小型で荷役効率も悪いというので、ガントリークレーンという大型クレーンを設置しようと、予算化がされています。しかし、市が予算化したとたん、船会社は燃油高騰もあってコンテナ船を小型化、結果としてジブクレーンで十分対応できるようになってしまいました。市は、一度議決した予算だが、情勢が変わったので再考したい(ガントリークレーンを凍結したい)となったわけです。

 ここで、凍結反対、即時設置の大攻勢をかけているのが、港湾利用企業を中心とした港湾協会です。今日、議会・市側・港湾協会の三者による懇談が行われました。港湾協会は、「ガントリークレーンをつけていないからこそ、船会社は船を小型化した」「ガントリークレーンを設置すれば、貨物量も増えるし、週一便体制ももっとふえる」と強硬に主張します。北海道では、外国貿易コンテナの主たる取り扱い港は苫小牧です。釧路にガントリークレーンを設置すれば、苫小牧に流れている地元の荷物が釧路港に集まるということのようです。

 でも、はてよ?と思っています。ガントリークレーンが設置されているのは苫小牧だけではありません。室蘭も石狩湾新港にも・・・でも、苫小牧港を除くと、ことごとく実績は低迷しています。釧路港が、苫小牧港のようになるか、掛け声倒れになるかは即断できません。港湾協会の主張は、なにか「バラ色の話」をつなぎ合わせているような気がしてなりません。今あるジブクレーンも現在は大赤字の状態、この行く末にも心配の種がつきません。12月議会に向けて、攻防が続きそうです。

 これまでは、港湾協会の要望を具体化して、西港の拡張に力を入れてきたのが釧路市です。西港の拡張に反対してきたのは、共産党だけでした。結果として、西港の拡張は続けてきたが、思うように貨物量が増えていないのが西港の現実です。この矛盾がガントリークレーンを舞台に、思わぬ形で表面化したのだと思います。

 議会は共産党を除いて、ガントリークレーンを設置せよの大合唱です。釧路市の肩を持つのは、ちょっとしゃくですが、ガントリークレーン延期・凍結の姿勢を貫けるよう、後押し、後押しとなりそうです。

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