2017年9月26日 (火)

ヘルプカードの取り組みが北海道で始まるようです

201610190937151  ヘルプカードというのをご存知でしょうか。去年、北海道新聞にも大きな記事が出たことがありますし、東京都や京都府などで先進的に取り組まれている福祉の施策です。

 去年の9月議会の一般質問で、私はこんな提案をしました。

この夏、難病連の全道集会が釧路であり、私も目の難病の分科会に出てまいりました。徐々に視野と視力が侵されていく、こういう難病の分科会です。
  一人での外出が難しくなると、ご夫婦そろっての外出になる、そのとき実は一番困っているのがトイレなんです。白いつえ、白杖を視覚障がい者は持つことが法律で義務づけられていますが、白杖をついていれば誰でも一目で視覚に障がいがあるとわかります。でも、まだ白杖がなくても生活できるな、近所の方に障がいがあることや病気のあることを知らせていない、そういう思いを持っている方が本当に戸惑っています。
 そんなときにヘルプマークがあればというお声がその分科会で出されました。ぜひ前向きにご検討いただきたいと思います
。」

(前日、他の市議会議員からもヘルプマークを釧路市で導入すべきと言う同じ質問がありましたので、私は答弁は求めず、ぜひ前向きに取り組んでほしいと求めました。)

市は、「ヘルプカードは、どこにいてもカードを提示することにより、支援や配慮の内容を周囲の方々にも理解していただくことが重要であり、導入に当たりましては、広域で運用される仕組みが必要と考えますことから、都道府県単位で統一的に進めることがより実効性を上げるものと考えているところでございます。」と、都道県の活用が望ましいと道の取り組みを注視したいと答えていました。

 今朝のニュースですが、
 北海道は、この10月からヘルプマーク導入し、希望する人に配布することになったと報じました。大変うれしいことです。ちょっと困ったときに、さりげなく助けてもらえるというのがとてもありがたいのです。ヘルプマークがその一助となればと思っています。

 まだまだ知られていないヘルプマークですが、これを機会に多くの人が知っているものとなればいいなと感じています。

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2017年9月24日 (日)

青空まつりで多くの後援会員一緒に総選挙を闘う決意を固める

 今年の共産党後援会の青空まつりは、期せずして、解散・総選挙の直前というタイミングになりました。これほど、みんなの気持ちが昂る青空まつりは初めてです。

 多くの後援会員の前で、石川明美さんは小選挙区で勝利する決意を表明、「イオンで街頭演説をしていると、ご年配のご婦人が『頑張ってください』と声をかけてきました。話し込むと『実は私はずっと自民党だったんです。夫は右翼です。でも、今回は自民党はだめです。アベを倒すためになんとしても野党共闘をつくってください。』と語ります。本当にものすごい変化です。」と訴えます。まさに、今の情勢を示しています。自民党を支持した人の中でも、安倍はだめだというひとがたくさんいます。その人たちとも手をつなげることができます。それは、国民の協働を大事にしてきた日本共産党だからこそ、できるのだと思います。

 参議院議員のいわぶち友さんが記念講演をしました。原発問題と、総選挙の中心点のお話でした。下の動画をぜひご覧ください。

 

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2017年9月22日 (金)

総選挙準備で大忙しの日々

Img_3012 Dsc_03892  解散・総選挙が避けられない流れとなり、本当に連日、超大忙しの生活となりました。議会は決算委員会の最中なので、決算委員からは外れた私は、選挙準備に大あらわです。
 石川明美さんは、連日街頭での演説に取り組んでいます。選対メンバーを中心に立候補に必要な手続きを分担しながらすすめています。立候補届の準備、選挙事務所づくり、候補カー、法定宣伝物(選挙はがき、ポスター、選挙公報、個人ビラ)などは最低限のこととして、大至急、公示前に活用する宣伝物などの作成もはじめています。
 さて、中央の段階では、野党候補の一本化を目指して努力することが野党4党で合意されました。ひと山超えましたが、まだまだふた山も三山もあるでしょう。なんとしても、野党共闘が構築できればと思っています。
 首相は28日始まる臨時国会の冒頭で、所信表明も代表質問もせずに、解散をするようです。国会は審議するための機関です。審議が行き詰まり、国民に信を問うことは当然あることですが、議論もしないで解散というのはどういうことなのでしょう。
 国民は、森友や加計はどうなったの?と疑問をもっています。やましくないのであれば、堂々と国民に国会で説明し、野党の追及に答えたらいいのではないか、ほとんどの方がそう思っています。「多分、アベさんはもう追及はかなわない。ここは逃げの一手。」ということなのでしょう。もうここまでくると、党利党略というより、「保身のみ」。究極の私物化です。首相の任にはふさわしくないことが、解散劇でいよいはっきりしたと思っています。

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2017年9月19日 (火)

阿寒湖畔スキー場での自衛隊ミサイル連隊の訓練を調査・監視してきました

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Tizu020 今日は、阿寒湖畔スキー場の駐車場で行Photo
われている第一地対艦ミサイル連隊(北千歳駐屯地)の指揮所訓練・通信訓練の現地を確認・調査を兼ねて監視行動をしてきました。

 阿寒湖畔スキー場についたのは午前10時。そのときには、すっかり設営も終わっていました。

 訓練しているところは、道路を挟んで両側、ちょうどスキー場のロッジなどの建物の少し下のところです。

 訓練の内容はよくわかりませんが、大型テントと小さなテントは宿営用なのでしょうか。地図の右の一番下のところに、運動会などのときに立てる特大のテントが2棟並んでいました。いずれのテントも自衛隊の深緑色で、横幕で全部覆っていましたので、なにをしているかわかりませんでしたが、人影を何人か確認することができました。(の写真)Photo_9

 地図の赤い丸がアンテナです。アンテナは全部で6本立っていました。写真で確認してください。(左の写真)高い5本のアンテナの脇に、2両のトラックのようなものが置かれています。荷台ではなく、大きなボックスになっていて、ときおりハッチを開けて中から人が出てきていました。通信を担う車両かなとは思いますが、よくはわかりません。
  写真の通信車両と思われる車両の上のところに雄阿寒岳が写っています。

 道路を挟んで反対側にはトラック(完全に輸送に使うトラックです)が二両ありました。問題はその奥です。ホロをかけた、トラックと比べると幾分小さめの車両が停まっています。ホロの中ではなにか作業をしているようです。近くに発電機が置かれていましたがさらにその奥には、別なアンテナが立っていました。小さな輸送車とアンテナの近くに行くと、かなり周波数の高いピピピッという音がします。通信をしていることは間違いないようです。(右下の写真)Photo_12

 さて、訓練中の隊員はほとんど外に出てくることもなく、特大テントや通信車両と思われる車両、ホロをかけた車両の中に入っているようでしたが、5ー6人の別の自衛官が周りを巡回したりしていました。自衛隊から市に提出された文書には「安全確保の人員を配置して危害防止につとめます」となっていますから、そういう要員なのかと思います。訓練のようすをようす写真に撮っていると、「何をしているのですか」と突然、自衛官が寄ってきました。「見学です」というと、「許可は受けているのですか」と質問されました自衛隊の文書でも見学者がいることを前提に係れていますから、許可を受ける必要はありません。そもそも誰でもが自由に立ち入れるスキー場なのですから。ただし、自衛隊がロープを張って立ち入り禁止にしているところには、立ち入っていませんが・・・・

 観光客ですが、私がいろいろと調査している一時間半の間だけでも、14名の観光客らしき人がやってきました。いずれも阿寒湖畔展望台や白湯山の登山を楽しもうとやってきた人のようです。家族連れの方に声をかけてみました。

「自衛隊が訓練しているのをご存知でしたか?」
「全然知りませんでした。入ってきてはいけないのでしょうか?」
「そんなことはありませんよ。展望台に行くのですか?」
「ええ、そのつもりでみんなできました。」

 小さなお孫さんもつれて、展望台に上がっていきました。白湯山の登山は一時間ぐらいかかるそうですが、スキー場のゲレンデにある展望台なら小さな子供でも上がっていけます。湖全体と雄阿寒岳が見えて、なかなかの景色です。駐車場に並んでいる車両は釧路ナンバーはもちろんのこと、札幌ナンバー、函館ナンバーなどもありました。
 私が危惧した通り、ほとんどの方が訓練を知らず、スキー場に上がってきて戸惑っているようです。阿寒観光課の職員の姿はありませんでしたし、阿寒観光協会・まちづくり推進機構の方だと思いますが、四輪駆動車でゲレンデをあちこち見て回っているようでした。観光客の対応は全くなされていないという感じでした。

 ひととおり阿寒湖畔スキー場の訓練の調査を終えて、阿寒横断道路を通って弟子屈に入り、旧川湯駅前小学校へ行きました。88式誘導弾の訓練がどうなっているかきになってたのですが、今日は弟子屈での本格的な訓練はなかったようです。

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2017年9月16日 (土)

88式地対艦ミサイルの訓練が行なわれる弟子屈の学校跡地を調査しました

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 陸上自衛隊の第一地対艦ミサイル連隊が学校跡地を使ってミサイルの訓練を予定している弟子屈町の現地を調査してきました。左側の二つの写真が旧川湯駅前小学校で、右側の二枚が旧昭栄小学校(南弟子屈)です。

 弟子屈町のホームページによれば、訓練は9月17日から19日までが事前偵察、19日から21日まで、発射準備訓練を行います。場合によっては再登載訓練があるかもしれません。参加するミサイルは88式地対艦誘導弾、ただし実弾ではなく模擬弾が使われます。川湯、南弟子屈それぞれに3台ずつ配置して、一日当たり2-3時間程度訓練するようです。人数は全体で21名とされています。

 さて、現地を見て確認できたことがあります。

旧・川湯駅前小学校
旧小学校は、表通りからはだいぶ中に入った突き当りになりますが、学校の裏は整備されたパークゴルフ場になっています。地域の方の憩いの場になっているように思います。左からに2枚目の写真でパークゴルフ場と校舎の位置関係が分かると思います。グランドは校舎の前方に広がっています。川湯駅前には、たくさんの観光客も来ていました。こうしたところで、突然、ミサイルが姿を現したら、観光客はどんなふうに感じるのでしょう。確かなことはわかりませんが、訓練のときはパークゴルフ場は使用禁止にするのでしょうか。気になるところです。

旧・昭栄小学校
学校は国道391号線沿いにあって、グランド脇に木が植えられていますが、訓練を始めたら丸見えの感じです。非常に威圧的に感じることでしょう。旧川湯駅前の校舎は完全に荒廃していましたが、こちらの校舎は、地域の公民館的なものにつかわれているようで、子どもたちも含めて出入りをしていました。

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鉄道高架は津波避難に有効か?

Photo 東日本大震災のあと、北海道が策定した「釧路都市圏の都市交通マスタープラン」において、津波被害防止のため、釧路駅南北を連絡する道路網を再整備することが必要との考えが示されました。
 これを受け、防災の視点を生かし、鉄道高架によって南北の交通をより容易にする施策の検討が本格化しました。そのひとつとして、釧路市は津波襲来時の自動車避難シミュレーションを行いました。
 
 自動車避難シミュレーションの前提は、地震発生後30分、津波到着予定時間以内に津波が来ても安全な外環状道路などに、自動車が避難できるかどうかを検証しようとするものです。
 現状の道路網では、該当する地域を走行中の車両が避難を完了できるまでに54分です。そこで鉄道を高架化し、鉄道の南北を結ぶ新たな道路網を整備する・・・・つまり、旭跨線橋、北中跨線橋はなくして、道路を平面にしたうえで、それ以外にも新しい道路をつくる。その道路は・・・
 
具体的には、
ケース1  三十間道路から現在の鉄道をまたぐ人道跨線橋のところに道路の整備
ケース2 北大通と共栄大通をつなぐ道路の整備
ケース3 橋北西2線と共栄大通をつなぐ道路の整備、
   つまり駅の西側のロイヤルインの前の道路と共栄大通をつなぐ道路整備
ケース4 市役所横通りの整備
   つまり和商の西側から春日郵便局の西側へつながる道路の整備
ケース5  ケース2とケース4の道路の両方を整備
の5つのケースで、避難時間がどう変わるかをシミュレーションしました。
 
 一般質問で、自動車避難シミュレーションで検討した5つのケースのうち、30分以内に外環状道路などの避難目的地まで、自動車避難が完了するケースはどれかを質問しました。
答弁は、「いずれのケースも30分では避難は完了しない」との内容でした。
 詳しく言えば
ケース1  52分
ケース2  48分
ケース3  50分
ケース4  50分
ケース5  48分   という結果です。
 
 シミュレーションでは対象の車両は2129台と想定し、一番短かったケース5でも、避難できる車は32台増えるだけです。確かに大災害時ですから、一台でも多く避難できることにこしたことはないと言うのは当然ですが、私は「大津波警報が出たら、ただちに車を止めて近くの高い建物に逃げ込めれば、ほとんどの方の命が助かる。これを基本に避難は考えるべき。」と質問したら、「原則は徒歩避難で高い建物に逃げ込む」ことと、それを認めました。津波避難のためには鉄道高架ではなく、いかに運転中の車を停めて、高い建物に逃げ込むようにするか、その仕組みをつくることだと考えます。
 しかも、私はこのシミュレーションより、実際の車避難は時間がかかるだろうと思っています。シミュレーションの前提は
●停電で信号が止まっているが、交差点は3秒で通過できる。
●避難目的先である外環状道路の釧路中央インターでは一切渋滞は発生しない。
となっています。2000台以上の車がいっせいに、中央インターめざして移動しているときに、こうした前提で済まないことは当然です。
 東日本大震災では、私自身、車で逃げようとした親戚の方が、結局、渋滞に巻き込まれたのか、避難所にたどり着けず亡くなったという痛苦の体験があります。大津波の時に車を使っていいのは、障がい者など、歩いて避難できない人などごく一部にとどめないと、車避難が被害を拡大してしまうのは、私たちが忘れてはならない教訓ではないでしょうか。

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2017年9月15日 (金)

阿寒湖畔スキー場の駐車場で自衛隊が訓練

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 9月16日から22日まで、阿寒湖畔スキー場の駐車場で、自衛隊北千歳駐屯地の第一地対艦ミサイル連隊の訓練が行われることになりました。

 この訓練は、弟子屈町で行われる学校の跡地でのミサイル(88式誘導弾)発射の手順を確認する訓練とリンクした指揮所活動と通信などの訓練です。市有施設をこんな訓練に使うことは許されません。

 私は委員会で3つの点を追及しました。

 ひとつは、学校用地やスキー場でしなければならない訓練ではありません。この訓練では、全道29市町村で、駐屯地・演習場などの自衛隊施設ではないところが使用されます。自衛隊施設以外の地域を使用することにより、「北海道における隙のない防衛体制を確立し、より実効的な抑止・対処を行う上で、極めて重要」と積極的に自衛隊以外の施設を使用することも重要な目標です。つまり、北海道全体の軍事利用を一気に進めようという意図で行われます。訓練の中身は、自衛隊の演習場や駐屯地で十分できる訓練です。
 

 私はこの訓練の危険性を指摘し、市長の認識を聞きましたが、市長は「自衛隊の行なう訓練は全て必要な訓練」と答え、国防にかかわる問題は一切国任せ、地方自治体は口をはさむべきではないというスタンスでした。

 二つ目。自衛隊は7月18日にスキー場を、7月20日に阿寒観光協会まちづくり推進機構を訪れ、スキー場の使用を打診しています。文書では8月9日付の日付で、阿寒観光協会まちづくり推進機構に対して使用許可の申請をしています。これに対し、釧路市は8月23日付で、蝦名市長名で使用許可を与えました。このように、訓練の準備、スキー場駐車場の使用許可の働きかけが7月から行われていたのに、この情報が市長にも総務部にも伝えられず、スキー場の管理に責任をもつ阿寒観光振興課が一人で判断して進めてきたという点です。

 総務部防災危機管理課に9月8日、私自身が訓練について問い合わせをしましたが、「知らないので調べる」ということでした。全容が分かったのは11日に自衛隊が説明に来てからでした。市のホームページにお知らせが載ったのは、12日の夕方で、結局、多くの市民が知らないままに訓練を迎えることになりそうです。
 

 こうした自衛隊の訓練にかかわる情報は、市のどんな部署に寄せられても総務部に連絡して、庁内の情報共有に努めるべきと質問しましたが、使用許可を施設を管理している担当課が出すのは当然、情報の共有は必要ないと開き直りました。

 三つ目。阿寒湖畔スキー場は、夏場はハイキングコースとして使われています。展望台があったり、白湯山の登山道としても使われています。あっちこっちの観光のサイトでも、夏場の見どころとして紹介しています。今回の訓練が、こうした観光に与える影響を全く考慮されずに、スキー場の使用が許可されたことは大きな問題です。

(この点も質問しましたが、総務部は産業振興部の阿寒観光振興課で決めたことなので、総務部であれこれは言えない。阿寒観光課が決めるときには観光への影響もふまえて、使用を許可したのではないかとの答弁がありました。)

なお、市長名で早々に許可を出しているのに市長が訓練そのものを聞いたのは9月8日と、市長総括質問で答弁がありました。正直、唖然としてしまいました。

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阿寒湖のカジノ・IRについて考えてみました

Sh36_2 昨日、市議会経済建設常任委員会で、松永俊雄議員が、阿寒湖のカジノ構想について、国の有識者会議が、国際会議場の設置を義務付けたことなどから、カジノ誘致を見直するよう市長に求めました。報道では、市長は阿寒湖の滞在日数を増やすため、道東の中間点に位置する地の利を生かしたいなどと、答弁したようです。
 さて、今日付けの釧路新聞にも、「地方都市にIRを!」という見出しで、商工会議所会頭などが緊急に国に要請行動を行ったことが紹介されています。要請した項目は、都市型とは別に地方型のIRの選定基準を設けてほしい、一区域に複数のIRも認めてほしいなどの点のようです。
 これらのことは、国のIR構想が具体化するにつれて、推進してきた側に矛盾が広がっていることも示しているのではないでしょうか。
 私も、今議会の一般質問で、国の有識者会議が取りまとめた報告書をもとにカジノ問題を質問しました。その点にも触れて、現時点のカジノ問題を考えてみたいと思っています。
 
 
 ひとつ目は、釧路市は「アイヌ文化や雄大な自然とマッチした」「大人の社交場」「決してラスベガスのようなきらびやかなものは造らない」と繰り返し強調してきたわけですが、国が目指しているカジノはラスベガスのカジノそのものだということです。
 そのポイントが、世界水準・日本を代表する国際会議場、エンターテーメント施設などの設置を義務付けたことです。こんな巨大な国際会議場は、阿寒湖にはつくれません。そこで、都市でつくるIRとは別に、国際会議場・エンターテーメント施設などについては、もっと小ぶりなものでも良しとする「地方型IR」も認めてほしいとの要請になったわけです。阿寒湖で言えば、採算という面だけでなく、国立公園内ということで、そもそも大規模な開発が難しいというネックがあります。
 国がどう動くのかはわかりませんが、国はアベノミクスの起爆剤がIRという考えです。有識者会議の報告書には、都市型・地方型というIRを区別する考えを採用しなかったことも事実です。
 
 二つ目は、1地域に1か所のIRという点です。有識者会議は、国に対するIRの申請主体を都道府県と政令指定都市に限定し、一か所のIRでは、全ての施設をIR事業者が設置をすること、それらの施設を一定の限られたエリアにすべて集中的に設置をすることを求めました。
 北海道のIRの進め方は、苫小牧とルスツを含め、三か所のIRを全部ひとくくりにして、北海道IRとして申請するという考えでした。三か所一体という考えが、国の報告書に合致しているのか、確信がもちきれないということなのでしょう。
 そもそも、有識者会議は全国のIRの設置個所を何か所と決めてはいませんが、「全国2、3か所」という、この間の議論を尊重して決定するとしています。おのずとその程度の数になるだろうことはだれも否定していません。そのなかで北海道が三か所も提案するのか?と疑問がわいてきます。
 北海道が三か所の中から一か所に絞り込んで国に申請するのではという報道があったことも事実です。そうなれば、道の調査でも経済的優位性は苫小牧が一番高く、阿寒費は最下位という調査結果が出ています。だから、一地域であっても複数のIRを認めてほしいという要請になったのだろうと思います。
 
 三つめは、実は国の報告書は重大な方針転換をしました。これまでは、IRの地域指定が行われた後に、指定された地域の自治体がIRの運営事業者を選ぶとされていたのですが、報告書では、事前に事業者を選んで、事業者と自治体との協議のうえで計画書を国に提出することにしたのです。
 指定後に事業者を選ぶことはさほど大変ではありません。きわめて少数しか指定されませんから、事業者はエリアについてスキ・キライをいうことはほとんどできず、自治体の要望や枠組みにも従わざるをえないからです。しかし手順が逆になりますと、自治体は運営事業者の要望を聞かないとパートナーにもなってもらえません。事業者は当然も利潤を上げるためにやるわけですから、そういう方向で自治体に厳しい注文をつけ、自治体の思い通りには進まなくなると考えられます。
 さらに言えば、阿寒のIRについていえば、この事業者については雲をつかむような話で、全く姿が見えません。私は、本会議で「事業者のメドがあるなら具体的に示せ」と質問しましたが、事業者名は答弁されませんでした。松永さんが委員会で10年ぐらいでできるという展望があるのかと質問したらしいのですが、それにも答がなかったという話です。
 これまでは、釧路市は「こう考えています」と話していても済んでいたという面がなかったわけではありませんが、今後はそれをすすめる事業者はいるのか、これがないと全く実現性のない話とかたずけられてしまうわけです。
 
 こうしたことをベースに、阿寒湖へのカジノ誘致の可能性はしぼんできているのではないか、そうでないというなら、苫小牧などよりも優位で確かに勝算があるというプランを示せと求めましたが、市長はしぼんでいない、阿寒湖で目指しているカジノは、ラスベガスのようなものではないと、繰り返しました。国は、ラスベガスのようなカジノをつくれと求めているのではないかと聞いていも、釧路市はそうでないと繰り返すだけです。

 

 四つ目は依然としてカジノ反対の世論が強いということです。
 有識者会議の議長は「厳しい規制を課すことで事業が成り立たなくなったら元も子もない」と発言しているようですが、多くの人がギャンブル依存症、マネーロンダリング、暴力団の関与、治安の悪化などを心配しています。時事通信の調査(7.7-10)ですが、「自分の家の近くにカジノができることについて」 賛成22.8%、反対66.8%、反対理由(複数可)は、治安が悪化68.2、青少年への悪影響57.5、ギャンブル依存症が増える55.7、犯罪に利用30.4、騒音・交通渋滞33.8、反社会的勢力の資金源になる32.9、地域の活性化につながらない17.1などとなっています。これが推進側にとっては、頭の痛いことだろうと思います。
 こうした世論に鑑みて、カジノ誘致をやめよと最後に質問しましたが、カジノ誘致の考えを変えるつもりはないようです。

 

 本会議で私が行ったカジノの質問は、上記のような感じでした。私は、早々に断念する以外にないと思っていますし、また断念させるまで徹底して論戦をしないといけないと思っています。
 

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2017年9月 8日 (金)

市議会の一般質問に登壇しました。

昨日、市議会の一般質問で、以下の点を質問しました。

1、防災の視点を生かした駅周辺整備 

(1)鉄道高架

●自動車避難シミュレーションの前提は、地震発生後30分、津波到着予定時間以内に津波が来ても安全な外環状道路などに、自動車が避難できるかどうかを検証しようとするものです。現状の道路網では、該当する地域を走行中の車両が避難を完了できるまでに54分、これでは安全は確保されません。そこで鉄道を高架化し、南北方向の通過をより容易にするため、鉄道の南北を結ぶ新たな道路網を整備する。5つのケースで、避難時間がどう変わるかをシミュレーションしました。自動車避難シミュレーションで検討した5つのケースのうち、30分以内に外環状道路などの避難目的地まで、自動車避難が完了するケースはどれか。はっきり示していただきたい。

答弁→いずれのケースでも30分では避難は完了しない。

 

(2)貝塚中央幹線

● 自動車避難シミュレーションでは、柳町公園スクリーン付近から釧路川の東西を連結する貝塚中央幹線の整備が必要と、新たな都市計画道路の整備を求めています。貝塚中央幹線は、釧路川の南側を川沿いに走る道路であり、500年間隔の地震で発生する津波でも水没してしまう危険な路線です。この道路を自動車の避難道とすることで、逆に被害を拡大することになります。津波避難という視点で整備すべき路線ではありません。この点の答弁を求めます。

答弁→都市計画道路として必要な道路であり、防災の点からだけで判断すべきではない。

 

 

 

2、カジノ(IR)

●国の有識者会議が、IR実施法のベースとなる有識者会議の報告書を国に提出しました。これまで釧路市が想定していたものとは大きく異なった結論となりました。IRの申請主体

は都道府県と政令指定都市に限られました。釧路市で頭を抱えることになったのが、都道府県の申請にあたっては、一県一か所の絞り込みが行われるのではないかということです。

 76日付北海道新聞は「IR実施法案が成立しだい、北海道は有識者会議を立ち上げて候補地を一か所に絞り込み、道内のIR候補地を一か所に限定して国に申請する腹を固めた」と報じました。83日付は、「北海道は候補を絞り込めず誘致に向けた戦略も見えない」と政府関係者が厳しい見方をしていることも紹介しています。

 認定されるIRは全国で23か所です。北海道が3か所のIRを申請したとすれば、北海道はどこがIRの適地か見極める能力も持っていないことをさらけ出すことであり、誘致の可能性を自ら摘むことになります。申請主体を都道府県と政令指定都市に限定したことで、阿寒湖のIRの可能性が大きくしぼんだと、率直に認めるべきではありませんか。

答弁→有識者会議の報告書をもって可能性がしぼんだとは考えて居ない。

 

●道内の3箇所のIR候補地は集客人数でも収益でも、苫小牧が最も優れ、阿寒湖は最も低いとの道の調査結果が出ています。どうやって、苫小牧やルスツとの競争に勝ち抜くのか。集客や収益の面で国が納得するような提案がされなければなりません。明快に苫小牧、ルスツに勝てるとの提案をこの場で示すことを求めますが、答弁いただきたい。

答弁→阿寒湖のIRはアイヌ文化や自然と調和した世界一級の観光地づくりの施策であり、きらびやかなものを目指しているわけではない。

 

●報告書には、ギャンブル依存症対策やマネーロンダリング、暴力団等を関与させない規制のメニューが並んでいるように見えますが、鳥畑与一静岡大学教授は「大規模な施設を運営しながら、この規制水準を保つことはかなりハードルが高い。地方都市にIRが整備された場合、どこまで維持できるのか。」と語り、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表理事は「水際対策ばかり並び、依存症患者が増えた場合の具体策は示されていない。」と語っています。ギャンブル依存症を増やすことはないのか、マネーロンダリングを完全に防止できるのか。暴力団の関与を排除できるのか、治安が悪化したり、青少年に悪影響を与えることはないのか、それぞれについてお答えください。

答弁→国がしっかりとした対策を講じると考えている。

 

 

 

3、舌辛川 

(1)堆積土砂の撤去

●舌辛川は富士見橋付近で土砂が堆積しやすい河川構造になっています。数年前に大規模な浚渫工事が行われましたが、それ以降は浚渫されず、今では大きな中州ができています。来年1月から3月に浚渫を考えているようですが、関係者との協議が整っていないともお聞きしました。大雨シーズンを迎える前に土砂を撤去するよう、北海道に強く申し入れていただきたいと考えますが、ご答弁ください。

答弁→来年の1月から3月に撤去するが前倒しは難しい。

 

(2)流木対策

●大量の倒木、流木が舌辛川に流れ込み、それが富士見橋の橋脚に引っかかっています。これらの流木が増水時にはダムの役割を果たし、流木が市街地に流れ出した場合には被害を拡大する恐れがあります。最優先に流木を撤去することは周辺住民は強く希望しています。市の考えをお聞きします。

答弁→来週に撤去する。

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2017年8月28日 (月)

海兵隊の撤収作業、第4埠頭に海兵隊車両が集まる

P8280176P8280183 8月28日、共同訓練を終えた海兵隊車両が、釧路西港第4埠頭に移送されてきました。おそらく民間フェリーで運ぶのだろうとは思いますが、まだ船の姿はなく、車両数も30台をちょっと上回る程度でしょうか。車両のまわりに何人かの人はおりましたが、あまり緊張感は感じられません。車両はトラックや輸送のための車両ばかりのような感じで、自走式のりゅう弾砲やロケット砲などは見つけることはできませんでした。

 矢臼別演習場で監視活動を続けてきた矢臼別平和委員会の方の報告では、8月19日から27日までの実射数は2475回におよび、26日だけでも754発が発射されています。(あくまでカウントできた数です)朝8:30から夜21:30まで、13時間の訓練ですから、ほとんど1分に一発ずつ撃った勘定になります。夜間だけでも合計で359発撃たれています。これまでの海兵隊の訓練では21:30には訓練は終わっていたそうですが、今回はその時間を超えて実射訓練がされたことがわかっています。

 20日にはパラシュートの降下訓練も行われたようです。

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